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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成13年度(2001年度)
- 伊方発電所 モニタリングステーションのベータ線モニタの異常
- 通報連絡日時:2001年4月22日12時05分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
4月22日12時5分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 4月22日11時27分、四国電力モニタリングステーションの「じんあい、ヨウ素、ベータ線故障」の警報が発信した。
- 1,2,3号機の排気筒モニタ等他のモニタには異常ない。
- 原因は調査中である。
異常の原因及び復旧状況
- 4月22日18時23分、四国電力株式会社から、警報発信の原因及び修理について次のとおり連絡がありました。
- 警報発信は、ベータ線モニタの測定値が低下したことによるもので、モニタの幅選別送信器の故障が原因と判明したことから、送信器を工場に送り修理することとする。
- 念のため、修理期間中は可搬式ベータ線測定器による連続測定・記録を実施する。
- 4月24日17時55分、四国電力株式会社から、正常状態に復旧した旨、次のとおり連絡がありました。
- 工場での点検の結果、送信機の可変抵抗器内部に断線があることが確認されたため、当該部品の取替を実施した。
- 修理した送信機をモニタリングステーションに取付け、4月24日17時20分、正常状態に復旧した。
県としては、八幡浜中央保健所職員が、ベータ線モニタが正常状態に復旧したことを現地で確認しました。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
ベータ線検出器からの電気信号を調整する幅選別送信器の可変抵抗器が、製造時の原因と推定される腐食の進行により断線し、測定値が低下したため、ベータ線の測定ができなくなった。
モニタリングステーションの他の測定器に異常はなかった。
修理期間中、仮設のベータ線モニタで測定を実施した。
対策
- 可変抵抗器を新品に取替済。
- 予備の幅選別送信器を保有する。