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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成13年度(2001年度)
- 伊方2号機 格納容器排気筒モニタの故障
- 通報連絡日時:2001年6月17日9時00分
- 県の公表区分B
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
6月17日9時00分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 本日8時20分頃、伊方2号機の格納容器排気筒じんあいモニタ及び格納容器排気筒ガスモニタ(副)の故障警報が発信した。指示値の変化はない。
- 詳細は調査中である。
- 格納容器排気筒ガスモニタ(正)には異常ない。
異常の原因及び復旧対策
その後、6月17日14時40分、四国電力から次のとおり連絡がありました。
- 故障警報は、試料空気の流量低によるもので、その原因は、吸引ポンプの故障によるものと判明した。
- このため、吸引ポンプを予備品と取替え、13時に正常状態に復旧した。
県としては、八幡浜中央保健所職員が、
- 排気筒からの排気がないこと
- 他のモニタに異常がないこと
- 格納容器排気筒ガスモニタ、じんあいモニタについては、他の系統により測定され、放射能等の測定には支障がなく、測定値にも異常がないこと
- 吸引ポンプが取替えられ、正常状態に復旧したこと
を確認しました。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
ポンプ組立時に、ローター(回転部)とサイドプレート(軸方向固定部)間の隙間調整が不適正であったため、ベアリングに軸方向の荷重がかかり、運転に伴いベアリングが磨耗して、ローターとサイドプレートが接触し、ポンプが固着した。
対策
- 当該ポンプを予備品と取替え、復旧済。
- 当該ポンプの作業要領書を改訂し、ローターとサイドプレート間の隙間調整要領を、詳細に記載。
- 同型真空ポンプの作業要領書についても同様に改訂。