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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成13年度(2001年度)
- 伊方2号機 格納容器じんあい・ガスモニタの故障
- 通報連絡日時:2001年8月20日7時45分
- 県の公表区分B
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
8月20日7時45分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 8月20日6時45分、伊方2号機で「プロセスモニタ故障」の信号が発生し、調査の結果、格納容器じんあい・ガスモニタのサンプラ流量低が要因と判明した。
- 詳細は調査中である。
- 格納容器排気筒ガスモニタ及びエリアモニタの指示値には異常ない。
- 環境への放射能の影響はない。
異常の原因及び復旧対策
その後、8月20日11時45分、四国電力から次のとおり連絡がありました。
- 格納容器じんあい・ガスモニタのサンプラ流量低の原因は、測定用空気を採取するための真空ポンプの故障によるものと判明した。
- このため、真空ポンプを予備品と取替え、11時18分、正常状態に復旧した。
県としては、八幡浜中央保健所職員が、
- 格納容器排気筒ガスモニタ及びエリアモニタ等の指示値に異常がないこと
- 真空ポンプが取替えられ、正常状態に復旧したこと
を確認しました。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
ポンプ分解点検後の組立時に、ローター(回転部)とサイドプレート(軸方向固定部)間の隙間調整が不適正であったため、ベアリングに軸方向の荷重がかかり、運転に伴いベアリングが磨耗して、ローターとサイドプレートが接触し、ポンプが固着した。
対策
- 当該ポンプを予備品と取替え、復旧済。
- 当該ポンプと同時期に分解点検した補助建屋排気筒じんあい・ガスモニタ用ポンプを予備品と取替済。
- 平成13年6月の同様事象の対策として、本ポンプを含め同型ポンプの作業要領書を、ローターとサイドプレート間の隙間調整要領を詳細に記載したものに改訂済。