平成13年度(2001年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方1号機 格納容器排気筒高レンジガスモニタの故障

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通報連絡日時:2001年10月18日3時48分
県の公表区分B

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表

異常の内容

10月18日3時48分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。

  1. 10月18日2時58分、伊方1号機の格納容器排気筒高レンジガスモニタの故障信号が発信した。
  2. 放射線監視盤を点検したところ、記録計の指示低下と高圧電源の低下を確認した。
  3. 詳細は調査中である。
  4. この事象による環境への放射能の影響はない。

異常の原因及び復旧対策

その後、10月18日9時0分、四国電力から次のとおり連絡がありました。

  1. 調査の結果、故障の原因は、当該モニタ検出器に電源を供給している制御カードの高圧電源電圧が低下していることによるものと判明した。
  2. このため、当該カードの取替えを実施し、10月18日6時41分に通常状態に復旧した。
  3. 通常監視用の格納容器排気筒ガスモニタは正常に機能しているため、監視上の問題はなく、測定値にも異常はない。また、格納容器からの排気もない。
  4. 本事象によるプラントの運転及び環境への放射能の影響はない。

県としては、職員が伊方発電所に立ち入り、

  • 格納容器排気筒ガスについては、他の複数のモニタにより測定され、放射能の監視には支障がなく、測定値にも異常がないこと
  • 格納容器からの排気がないこと
  • 高圧電源カードが取り替えられ、正常状態に復旧したこと

を確認しました。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

検出器に電源を供給している基板上のコンデンサ1個に、電歪現象※によるひび割れが発生したため、導通状態となり、コンデンサ機能が損なわれたことから、高圧電源電圧が低下し、モニタの指示が低下した。

対策

  • 当該基板を予備品と取替え、復旧済。
  • 使用した予備品を補充。

県の公表

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