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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成13年度(2001年度)
- 伊方2号機 炉内温度測定用熱電対引出管からの漏えい
- 通報連絡日時:2001年12月11日13時50分
- 県の公表区分A
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
※国における法律又は通達に基づく報告対象事象の該当の有無の確認に時間を要したため、A区分として公表したが、その後、国への報告対象事象に該当しないことを確認している。
異常の内容
12月11日に異常通報連絡のあった、伊方2号機炉内温度測定用熱電対引出管からの漏えいについては、四国電力株式会社が、潤滑剤塗布の徹底と締付部の隙間管理を行うよう改善を図るとともに、シール用のOリング等を新品に取り替えて再組立のうえ、再度1次冷却系統の耐圧・漏えい検査を実施していましたが、12月13日19時45分、別紙のとおり、漏えいのないことを確認した旨、第3報がありました。
県としては、職員が検査に立ち会い、漏えいのないことを確認しました。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
熱電対引出管の接続部を組み立てる際に、ナット等の接触部の潤滑剤が不足していたため、クランプの締付け力が不足し、シール機能が不足したことから、漏えいが発生した。
対策
- クランプの締付に当たって、従来のトルク値の管理に加えて、隙間寸法の管理を行うこと、及び潤滑剤を適切に塗布することを作業要領書に追記。
- 接続部品等を新品に取替え、追記された作業要領書に基づき復旧済。
- 今回の事例を示したワンポイントレッスンを作成し、定期検査等の作業者全員に再教育する。