平成14年度(2002年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方2号機 高圧注入流量計の故障

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通報連絡日時:2002年7月6日10時05分
県の公表区分B

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

7月6日(土曜日)10時5分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。

  1. 7月6日9時00分、定格運転中の伊方2号機の中央制御室において、高圧注入流量の指示がゼロであるべきところ、100m3毎時の指示を確認した。
  2. 下流側の流量計指示はゼロであり、高圧注入ポンプは停止中である。
  3. プラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。
  4. 詳細はおって連絡する。

その後、四国電力株式会社から、次のとおり連絡がありました。

  1. 流量計の検出器の故障であることを確認したため、検出器を交換することとした。
  2. 高圧注入機能は確保されており、プラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。

異常の復旧状況

7月6日19時20分、四国電力株式会社から、次のとおり第2報がありました。

  1. 検出器を交換し、7月6日17時50分、通常状態に復旧した。
  2. 高圧注入機能には問題なく、プラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。

県としては、八幡浜中央保健所職員が伊方発電所に立ち入り、復旧状況を確認しました。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

流量検出器本体とアンプ回路の絶縁が、一時的に不良となり、アンプ回路が接地状態となったことから、出力が不安定になったものと推定される。

対策

  • 検出器を予備品と取替え、健全性を確認のうえ復旧。
  • 今後とも、定期検査時に特性試験を行い、健全性を確認するとともに予備品を常備する。

県の公表

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