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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成14年度(2002年度)
- 伊方3号機 海水淡水化装置の濃縮海水排水ポンプの自動停止
- 通報連絡日時:2002年7月24日8時05分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
調整運転中に海水淡水化装置3Aの異常信号が発信し、濃縮海水排水ポンプ2台のうちA号機が自動停止。
当該ポンプを分解点検の結果異常のないことを確認。
また、ポンプの起動・停止を行う水位スイッチの電極にヘドロ状の付着物が認められ、同スイッチが作動不良となっていることを確認。
このため水位スイッチの点検、清掃を行い復旧。
プラント運転及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
排水ポンプの起動、停止を行う水位スイッチ電極が付着物により検知不良となったため、常用ポンプ(A号機)が空転状態となり、その後予備ポンプ(B号機)が停止した際に常用ポンプ側に濃縮海水が逆流したため、回転方向とは逆方向の負荷がかかり、自動停止したものと推定される。
対策
- 水位スイッチの点検、清掃及び当該ポンプの分解点検を実施し、復旧済。
- 水位スイッチの点検頻度を、2定期検査に1回から年1回に変更することとし、作業要領書を改訂。