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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成14年度(2002年度)
- 伊方3号機 取水ピットクレーン電気品室制御盤からの発煙
- 通報連絡日時:2002年8月29日14時35分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、取水ピットクレーンのワイヤー取替後の調整運転中に、電気品室の制御盤から発煙。消火器を使用し発煙は収まる。
今後、原因調査、復旧作業を実施。
プラント運転及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
主巻電動機起動直後には開状態であるべき電磁接触器(制御用の抵抗回路を開閉する機器)が、錆屑の付着等による動作不良で導通状態となっていたため、起動直後に大電流が流れ、異常な発熱が生じ、溶損、発煙に至ったと推定される。
対策
- 主巻制御盤の機器(電磁接触器、タイマー、リレー等)を新品に取替え復旧。
- 屋外設置のクレーン制御盤については、月例点検時に電磁接触器の動作状態の確認を行い、異常徴候の早期発見を図ることとし、作業要領書を改訂。
- 制御盤内機器の腐食防止のため、防錆剤を設置。