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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成14年度(2002年度)
- 伊方1号機 制御用空気除湿装置の異常
- 通報連絡日時:2002年9月28日20時23分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、2台ある制御用空気圧縮機のA号機の異常信号が発信、その後、予備機B号機の異常信号が発信。
現場確認の結果、「出口空気露点温度異常」の信号が点灯。
このため、予備機(1B)を手動起動。
調査の結果、制御用空気除湿装置の再生用送風機の故障を確認。
当該送付機を予備品に取替え復旧。
プラント運転及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
再生用送風機のブロワ(送風部)の回転軸とプーリ(伝動用回転車)を固定するキー(くさび状の金属部品)が繰り返し使用で磨耗し、キー打ち込みによる固定が不十分となったため、運転に伴う振動によりキーが脱落し、当該ブロワが送風不能となったと考えられる。
対策
- ブロワを予備品に取替え復旧。
- 取り外したブロワについては、回転軸、プーリ及びキーを取替えるとともに、点検、整備を行い予備品として保管。
- 当該ブロワと同様のキー打ち込みによる固定構造を有する機器については、打ち込み寸法を管理し、固定を確認することにより、脱落を防止することとし、作業要領書を改訂。