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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成14年度(2002年度)
- 伊方2号機 タービン油冷却器冷却水系統の弁異常
- 通報連絡日時:2002年10月1日11時15分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、タービン軸受等を循環している油を冷やすため純水を供給する系統の手動弁から異音がしているのを確認。
調査の結果、駆動部のギアの噛み合わせが悪くなり、がたついているものと判明。
固定治具により弁を全開位置で固定し復旧。
次回定期検査において分解点検を実施。
プラント運転及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
当該弁は、制御弁の絞りによる乱流の影響を受ける範囲に設置されていたことから、弁体が開閉方向に振動し、歯車部に繰り返し荷重が作用して、歯車側の歯の欠損が徐々に進展した。
このため、歯車部にがたつきが生じ、異音の発生に至ったものと推定される。
対策
- 駆動部を含む当該弁一式を新品に取り替え復旧。なお、取替えにあたっては、弁駆動部の強度を向上した弁に取り替え。
- 当該弁への乱流の影響をなくすため、制御弁と当該弁の間に整流板を設置。