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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成14年度(2002年度)
- 伊方1,2号機 ろ過水配管からの漏水
- 通報連絡日時:2002年10月29日14時30分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
10月29日(火)14時30分、四国電力株式会社から、次のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。
- 通常運転中の伊方1,2号機の純水装置エリアにおいて、ろ過水配管取替工事で掘削中に、埋設されている当該配管から水が漏えいしていることを作業員が発見した。当該配管に設置されている弁を閉止したところ、漏えいは停止した。
- 詳細は、調査中である。
- 本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。
異常の原因及び復旧状況
10月30日(水)13時40分、四国電力株式会社から、原因及び復旧状況について、次のとおり連絡がありました。
- 当該配管の漏えい箇所を切断し閉止蓋を取付けた後、水張りを行い漏えいのない事を確認し、復旧した。
- 当該配管については、現在実施中のろ過水配管取替工事にて取替える。
- 本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。
県としては、八幡浜中央保健所職員を伊方発電所に派遣し、復旧状況等を確認しました。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
長年の使用に伴い、炭素鋼配管の内面の長手継手溶接線部に添って線状の腐食が発生、進展したことにより貫通に至ったものと推定される。
対策
- 分岐管の漏えい箇所を切断し、閉止蓋を取り付け復旧した。
なお、漏えい箇所近傍のろ過水配管については、当初計画どおり11月20日、ダクタイル鋳鉄管への取替を完了した。その際、今回漏えいが発生した分岐管は廃止した。 - ろ過水配管のうち、内面塗装を実施していない炭素鋼鋼管(長手継手溶接管)について、計画的にダクタイル鋳鉄管またはステンレス配管への取替を実施する。