- ホーム
- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成14年度(2002年度)
- 伊方1号機 グランド蒸気排風機の故障
- 通報連絡日時:2003年2月19日10時45分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし
概要
通常運転中、2台あるグランド蒸気排風機の定期切替のためB号機を起動したところ、異常信号が発信し自動停止。
調査の結果、当該排風機下流側の排気管のドレン管が鉄さび等により詰まり、排気管内に水が溜まっていた。
このため、排風機の起動に伴って逆止弁が開いた際に、排風機側に水が逆流してモータの負荷が上昇し保護装置が作動したものと推定。
溜まり水を抜き取り、ドレン管の詰まり部を清掃し通常状態に復旧。
プラント運転及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
当該排風機の起動に伴い、排風機出口の逆止弁が開いた際に、ドレン配管の閉塞により排気管内に溜まっていた水が排風機側に逆流し、電動機の負荷が上昇し保護装置が作動したものと推定される。
なお、ドレン配管の閉塞は、排気管内に流入した塵埃及び排気管内表面等から生じた鉄錆屑が堆積したことによると推定される。
対策
- 当該排風機の排気管の水抜き及びドレン配管の清掃を実施し、試運転により異常のないことを確認し復旧。
- 1~3号機のグランド蒸気排風機の排気管について、定期的にドレン配管の点検・清掃を実施することし、作業要領書に反映。