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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成15年度(2003年度)
- 伊方1号機 ほう酸注入タンク出口弁の弁体の傷
- 通報連絡日時:2003年5月16日18時35分
- 県の公表区分B
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:内 国への報告:なし
異常の内容
5月16日(金曜日)18時35分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 5月16日18時05分頃、定期検査中の伊方1号機の仕切弁(ほう酸注入タンク出口弁)の液体浸透探傷検査を実施したところ、弁体に指示が認められた。
- 当該弁体については、本定期検査において新品に取替える。
- 本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。
その後、四国電力株式会社から、
- 当該出口弁は並列にA、B2つの仕切弁があり、Aの入口側に1本(約24mm)、出口側に2本(約6mm及び約4mm)の指示が認められた。
- Bの弁については異常はない。
との連絡がありました。
県としては、八幡浜中央保健所職員が伊方発電所に立ち入り、現場の状況等を確認しました。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
定期検査において系統隔離操作等に伴い、当該弁を手動で増し締めした際に強く締めすぎたため、弁体吊部近傍のシート部に過大な応力が発生し、割れが発生したものと推定される。
対策
- 当該弁体を新品に取替え復旧。取替えにあたって、剛性を高めた改良型弁体への仕様変更を行った。なお、1号機の他の類似弁については、改良型への取替えを完了済。2,3号機は建設当初より改良型を採用。
- 再度、関係箇所に締付管理要領について周知徹底を図った。