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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成15年度(2003年度)
- 伊方発電所 野外モニタ盤とモニタリングポストNo.4間のケーブル損傷
- 通報連絡日時:2003年8月21日13時52分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし
概要
通常運転中、No.4モニタリングポストの中央制御室指示が表示不能となった。
調査の結果、発電所構内で行われていた堀削工事において、信号ケーブル等を損傷したことが確認された。
ケーブルを応急復旧し、正常伝送表示を確認。
プラント運転への影響及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
原水貯槽設置工事において、工事担当者から元請作業責任者への工事内容説明時の設計図面に埋設物の名称、種類の記載がなく、また、現場での確認はしなかったこと、協力会社作業責任者が当該埋設ケーブルは事前の別工事で撤去済みと思い込んだこと、作業前のミーティングで埋設物についての注意がなかったこと、掘削時に埋設位置を示す白線等の表示がなかったこと等により、掘削作業中に作業員が埋設ケーブルを掘削重機にて損傷させたもの。
対策
- 当該ケーブルについては、取替済み。
- 工事エリア近辺に埋設物がある場合の以下の留意事項を明記したワンポイントレッスンを作成し、所内に周知徹底。
- 設計図面へ埋設物の名称・種類を明記。
- 関係者により、現地での埋設物確認を実施。
- 作業要領書へ埋設物に対する具体的な注意事項を明記。
- 埋設物の場所及び掘削予定場所を白線・杭等により表示。
- ミーティング時等で作業員等に対し埋設物に対する注意事項を確実に周知。