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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成15年度(2003年度)
- 伊方2号機 湿分分離加熱器からの蒸気漏えい
- 通報連絡日時:2003年10月4日17時35分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし
概要
通常運転中、タービン建屋1階に水溜りを発見、点検の結果、湿分分離加熱器2Cのマンホールから漏えいしていることを確認。
このため当該マンホールの保温材を取外し点検の結果、パッキン付近からのわずかな漏えいが認められたため、ボルトを増し締めし、補修材を塗布し復旧。
プラント運転への影響及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
プラント運転による圧力、温度の変動により、マンホールシート面の一部がわずかに歪み、パッキン圧縮量が低下した部分において、経時的に漏えい経路ができ蒸気漏えいに至ったものと推定される。
対策
- 当該マンホール蓋のシート面が平坦になるよう切削加工を実施。また、マンホール座のシート面を手入れし、マンホール蓋とマンホール座のシート面全面に当たりがあることを確認し復旧。
- 1号機の同様事象対策である、プラント起動後の50%出力時、100%出力運転時の増締めに加え、圧力、温度の変化を伴うタービン蒸気加減弁動作テスト等を行った場合、その都度、漏えいの有無を確認し、漏えいの徴候が認められた時点で速やかに増し締め等の適切な処置を行う。