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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成15年度(2003年度)
- 伊方3号機総合排水処理装置油分濃度計入口配管部からの処理水の漏えい
- 通報連絡日時:2004年3月7日13時40分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、総合排水処理装置油分濃度計入口配管部より水の漏えいがあることを運転員が発見。
当該部を隔離し、点検の結果、当該配管継手部からの微少な漏えいであることを確認。漏えいは微量であり、油分濃度の測定には影響はなし。
このため、当該部を新品に取替え復旧。取替え等に伴う油分濃度計隔離中は処理水の放出を停止。
プラント運転への影響及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
総合排水処理装置定期点検に合わせて実施した出口配管取替作業において、誤って折損した当該個所の補修にあたり、接着剤による仮補修を行った後の塩化ビニール配管の補強が十分でなかったため、バルブ操作等の振動で接着面にき裂が発生し漏えいに至ったものと推定される。
対策
- 当該油分濃度計入口配管を新品に取替え、通常状態に復旧し、漏えいのないことを確認。
- 塩化ビニール配管施工の作業要領書を作成し、施工時の注意事項として、やむを得ず接着剤による仮補修を行った場合は、補修箇所全体を補強材で覆うなど、振動に対する補強を十分実施するよう記載。