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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成16年度(2004年度)
- 伊方1号機制棒挿入限界記録計の指示不良
- 通報連絡日時:2004年7月29日7時40分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、制御棒の挿入限界を示す記録計の指示が不良。
調査の結果、挿入限界値を算出するカードの不良を確認。
このため、当該カードの取替えを行い、指示に異常がないことを確認し復旧。復旧までの間、制御棒位置指示計により、制御棒の位置が挿入限界以上であることを確認。
プラント運転及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
本事象は、当該カードの出力回路部にあるコンデンサの故障により、記録計指示がスケールダウンしたものと推定される。
なお、製造メーカに確認した結果、他社プラントに納入されているカードを含め、同様な不具合は発生していないことから、今回の事象は偶発的な故障であると推定される。
対策
- 当該カードを予備カードに取り替え、入出力電圧及び記録計指示が通常状態に復帰したことを確認した。
- 運転中の故障に対応するため、今後とも演算カードの予備品を常備しておく。