- ホーム
- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成16年度(2004年度)
- 伊方1、2号機原水貯槽の水位計の故障
- 通報連絡日時:2004年8月17日15時35分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、原水貯槽の水位計の異常を示す信号が発信。運転員が現場を確認した結果、水位計の故障を確認。
調査の結果、水位計検出回路に取り付けている抵抗器が断線していることが判明したため、当該抵抗器を取り替えて水位検出回路の健全性を確認し復旧。
プラント運転及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
事象発生時、伊方発電所周辺で発雷が頻発していたため、落雷によるサージ(過電流)が現地水位計収納盤に侵入し、当該抵抗器が過電流により断線したため、水位信号が出力されなくなり指示が下方に振り切れ警報発信に至ったものと推定される。
また、信号ラインには、雷サージを吸収する避雷器を設置していることから、水位検出器および制御装置への影響はなかった。
対策
- 現地水位計収納盤の抵抗器を新品に取り替え、模擬圧力入力装置で水位検出回路の健全性を確認し復旧した。
なお、念のため、水位スイッチについても点検を行い、落雷による影響のないことを確認した。 - 保修時以外は、当該抵抗器を短絡する運用とし、雷サージによる断線を防止する。