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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成16年度(2004年度)
- 伊方2号機アスファルト固化装置の熱媒循環ポンプの温度スイッチ異常
- 通報連絡日時:2004年10月6日1時00分
- 県の公表区分B
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
10月6日1時00分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 10月6日0時25分、通常運転中の伊方2号機で、アスファルト固化装置を停止したところ「キャンドポンプモータ過熱」の警報が発信した。、
- 点検の結果、熱媒循環ポンプAの温度スイッチに異常を確認した。
- 本事象によるプラント運転及び環境への放射能の影響はない。
異常の原因及び復旧状況
10月6日13時10分、四国電力株式会社から、異常の原因及び復旧状況について次のとおり第2報がありました。
- 調査の結果、熱媒循環ポンプAに内蔵しているモータ過熱検出用温度スイッチの回路が断線していることが判明した。
- このため、当該ポンプを手配し、入荷後、取り替えることとする。
- 当該ポンプには予備機があるため、アスファルト固化装置は予備機を使用して通常どおり運転している。
県としては、八幡浜中央保健所職員が伊方発電所に立ち入り、現場の状況等を確認しました。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
当該ポンプのモータ過熱の警報発信原因は、ポンプに内蔵されている温度スイッチの接点が外れたことによるものと推定される。
対策
- モータ固定子巻線端部に、代替の温度スイッチを取り付け仮復旧。
- 今後、熱媒循環ポンプAのモータ固定子一式を取り替える。