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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成16年度(2004年度)
- 伊方1号機充てんポンプ室エリアモニタの表示部不良
- 通報連絡日時:2004年11月13日19時30分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
定期検査中、エリアモニタの故障を示す警報が発信(充てんポンプ室エリアモニタの表示値が点滅)。記録計の値は正常値を示しており、表示回路の異常の可能性がある。
調査の結果、現場のモニタ指示及び中央制御室記録計指示は正常に機能しており、原因は信号処理回路への定検作業に伴うノイズの影響と推定。
このため、信号処理回路をリセットし通常状態に復旧。
その後念のため当該回路カードを交換。
環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
デジタル表示の点滅の原因は、信号ラインへの一時的なノイズの混入により当該エリアモニタの測定範囲を超えたためと推測。また、「エリアモニタ故障」の警報が発信した原因は、当該エリアモニタの点検等で、盤扉を開閉した振動により作業用短絡線が外れたためと推定される。
対策
- 当該エリアモニタの信号処理カードのリセット操作を行い、デジタル表示は正常値に復帰。なお、念のため、当該カードを予備品に交換。
- ワンポイントレッスンを作成し、作業用短絡線を長期使用するときは端子ネジに締め付けるタイプのジャンパー線を使用するなど外れない対策を関係者に周知。