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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成16年度(2004年度)
- 伊方3号機取水ピットBの水位計の故障
- 通報連絡日時:2005年1月10日3時17分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、取水ピットBの水位計の異常を示す信号が発信。
当該水位計各部を調査の結果、上流側水位検出器が、大潮で最も潮位が下がった際、一時的に水位検出ができない状態となり、信号発信に至ったものと判明。
現在、当該水位検出器は正常に動作。
今後、新品に取替えるが、取替えまでの間は動作状況を監視しながら継続使用する。
なお、取水ピット水位計は、除塵装置の運転制御に使用しているが、A系、B系何れかの水位差が設定値以上で自動的に運転を開始するよう設定しており、除塵装置の運転に問題はない。
プラント運転への影響及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
水位検出器アンプカードの構成部品のうち、電気信号を増幅する回路を制御する半導体(電界効果トランジスタ)の不良により、信号増幅性能が低下したため、大潮で潮位が低下した時に一時的に反射波の検出ができなかったものと推定される。
対策
- 当該水位計を新品に取替え復旧。
- 念のため、同時期に取り替えた他の水位検出器3台のアンプカードについても新品に取替済。