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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成16年度(2004年度)
- 伊方2号機非常用ディーゼル発電機補助蒸気配管継手部からの蒸気漏えい
- 通報連絡日時:2005年3月15日10時00分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、非常用ディーゼル発電機2Bへ供給している補助蒸気配管の伸縮継手部より僅かな蒸気が漏れていることを保修員が確認。
その後、当該箇所を隔離し、伸縮継手部を新品の短管に取替え、漏えいのないことを確認し復旧。
なお、短管への取替えについては、問題のないことを確認。念のため、次回定期検査時に伸縮機能をもたせたものに取替える。
プラント運転及び環境への放射能の影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
当該伸縮継手が内筒出口から出口配管において内径が広くなっていることから、内筒出口において蒸気の膨張によって流れに乱れが生じ、出口配管内面でエロージョンが発生、徐々に減肉が進展し、貫通に至ったものと推定される。
対策
- 当該伸縮継手部をステンレス製短管に取替え仮復旧(同仕様のA号機も取替え。)。
- 次回定期検査時にステンレス製伸縮継手に取替える。
- 1号機は仕様が異なり減肉の可能性は低いが、材質が炭素鋼であるため、今後ステンレス製伸縮継手に取替える。