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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成17年度(2005年度)
- 伊方発電所における地震の観測
- 通報連絡日時:2005年5月25日21時00分
- 県の公表区分A
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
5月25日(水曜日)21時00分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所での地震観測に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 5月25日20時31分、伊方発電所において、17~24ガルの地震を観測した。
- 1,2,3号機は、異常なく運転を継続している。
- なお、念のため設備の巡視点検を実施しており、結果は後ほど連絡する。
- 地震による環境への放射能の影響はない。
その後、四国電力株式会社から
- 伊方1,2,3号機の巡視点検の結果、地震発生を示す表示灯(観測用地震計)が点灯しなかったこと以外、その他の設備に異常はなかった。
- なお、表示灯が点灯しなかった件については、今後詳細調査を実施する。
との第3報がありました。
県としては、環境放射線テレメータ装置により、周辺環境放射線等に異常のないことを確認するとともに、八幡浜保健所の職員が伊方発電所に立ち入り、点検状況等を確認しました。
異常の原因及び復旧状況
6月10日(金曜日)9時50分、四国電力株式会社から、原因及び復旧状況について、次のとおり連絡がありました。
- 地震発生を示す表示灯が点灯しなかったことについて調査した結果、観測用地震測定装置の通信カードが一時的に不良となったため、地震発生信号が3号機中央制御室に伝送されなかったものと推定された。
- このため、当該カードを新品に取り替え、6月10日9時30分、通常状態に復旧した。
県としては、八幡浜保健所の職員を伊方発電所に派遣し、復旧状況等を確認しました。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
3号機中央制御室における地震発生を示す表示灯の異常については、3号機観測用地震測定装置のホスト装置あるいは収録装置の通信カードに一時的な障害が発生し、当該表示灯が点灯しなかったものと推定される。
対策
- 当該装置の通信用カードを新品に取り替え復旧。