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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成17年度(2005年度)
- 伊方1号機稀ヒドラジンポンプの注入不良
- 通報連絡日時:2005年6月2日18時52分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、2次系の稀ヒドラジンポンプの注入不良を保修員が確認。
点検の結果、ポンプの作動油に混入した空気を自動的に排出する機構に空気が混入していたため、空気抜き機構の作動が不調となり、作動油中の空気が十分に排出されず、注入不良を起こしたものと推定。
このため、当該部の空気抜きを確実に実施し、正常に注入されていることを確認し復旧。
プラント運転及び環境への放射能の影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
前回定期検査で実施した当該ポンプの空気抜き機構のチュービング管の取替え作業において、同機構内部に空気が残ったことから当該機構が作動不調となり、このため、ポンプ運転開始後に作動油中に混入した空気が十分に排出されず徐々に蓄積され、注入不良を起こしたものと推定される。
対策
- 空気抜き機構の組立に際し、作動油を注入したオイルシリンダーとチュービング管を取付け一体のものとした状態でポンピングを繰り返し行い、同機構内部の空気抜きを確実に実施した後、ポンプ本体へ組み込みを行い復旧。
- 空気抜き機構の取り外しを伴う作業の要領書に上記要領を追加。