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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成17年度(2005年度)
- 伊方2号機制御用空気圧縮機2Aの異常
- 通報連絡日時:2005年7月7日15時05分
- 県の公表区分A
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
7月10日(日曜日)7時32分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 7月10日(日曜日)6時27分頃、通常運転中の伊方3号機において、余熱除去ポンプ3Bへ供給する冷却水量の異常を示す信号が発信した。
- 本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。
異常の原因及び復旧状況
7月11日(月曜日)10時00分、四国電力株式会社から、原因及び復旧状況について、次のとおり連絡がありました。
- 現場確認を実施した結果、流量計指示は通常の値を示しており、当該ポンプモータの冷却に必要な水量が確保できていることを確認した。
- また、当該流量計の警報回路の点検を行った結果、流量の低下を検知して信号を発信するスイッチの不具合が原因で、信号が発信したことを確認した。
- このため、当該スイッチを新品に取り替え、7月11日9時30分、通常状態に復旧した。
- 本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。
県としては、八幡浜保健所の職員を伊方発電所に派遣し、復旧状況等を確認しております。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
マイクロスイッチ(流量の低下を検知し信号を発信する。)を収納している樹脂製カバーから昇華したシリコンが偶発的に接点表面に付着し、接点の開閉によるアークやスパーク熱で絶縁物質である二酸化ケイ素を生成し、接触不良を起こしたものと推定される。
対策
- マイクロスイッチを予備品(新品)に取替え復旧。
- 運転中の故障に対応するため、今後とも予備品を常備。