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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成17年度(2005年度)
- 伊方1号機ほう酸回収装置の補助蒸気配管からの蒸気漏れ
- 通報連絡日時:2005年7月10日21時55分
- 県の公表区分B
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、ディーゼル発電機3Aの清水加熱器3A1のヒーターの地絡を示す信号が発信。
点検の結果、当該ヒーター取付金具が緩んでいたことから、当該金具がヒーター端子台に接触して、地絡信号が発信したものと確認。ヒーター本体に異常はなかった。
このため、当該金具を正規の位置に適切に締め付け復旧。
プラント運転及び環境への放射能の影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
ヒータ固定金具裏側の締め付けナットが、廻り止めのない一重構造であり振動等により緩みを生じる可能性があったこと。固定金具締め付け用植え込みボルト・ナットの締め付け力が、温度・振動の影響を受け変化する可能性があったこと。
以上のことから、固定金具が取付金具より外れたため、取付金具が振動により脱落し、ヒータ電源ケーブル端子部と接触したことにより地絡に至ったものと推定される。
対策
- 当該ヒータ取付金具および固定金具を正規の位置に適切に締め付け復旧。
- 次回定期検査時、当該ヒータ固定金具裏側のナットを一重から二重に変更するとともに、ダブルナットの締め付け状態を確認するよう作業要領書に追記する。
なお、他の類似構造のヒータについても、次回定期検査時に同様の対策を実施する。