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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成18年度(2006年度)
- 伊方2号機非常用ディーゼル発電機からの燃料油の一部漏えい
- 通報連絡日時:2006年9月4日14時50分
- 県の公表区分B
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
9月4日(月曜日)14時50分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 本日14時06分頃、通常運転中の伊方2号機において、非常用ディーゼル発電機2Aの定期試験において、燃料油の一部が漏えいしていることを、運転員が確認した。
- 原因は調査中である。
- 本事象によるプラント運転及び環境への放射能の影響はない。
復旧状況
9月4日(月曜日)17時20分、四国電力株式会社から、復旧状況について、次のとおり連絡がありました。
- 点検の結果、燃料油圧変動緩和装置のドレン配管(銅管)が折損していることが確認された。
- 当該配管を取り替え、16時45分漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧した。
- 本事象によるプラント運転及び環境への放射能の影響はない。
県としては、八幡浜保健所の職員が発電所に立ち入り、復旧状況等を確認しました。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
燃料油の一部漏えいの原因は、非常用ディーゼル発電機Aの運転により生ずる振動を長期間受けた結果、構造上、応力が集中しやすいドレン配管継ぎ目部において、振動による疲労破壊に至ったと推定される。
対策
- 当該配管を応力を緩和した形状の新管に取替えた。念のため、発電機Bの配管も取替えた。1号機についても次回定検時に同様に取替える。
- ドレン配管の振動を低減するため、配管サポートを取り付けた。
- 1、3号機のドレン配管について、外観点検を行い異常のないことを確認した。
- ドレン配管の目視点検の実施について、点検要領書に追記した。