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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成19年度(2007年度)
- 伊方発電所放射線管理用計算機の不具合
- 通報連絡日時:2007年4月7日16時00分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
放射線総合管理システムの機能に異常があることを放射線管理員が確認。調査の結果、2系統ある放射線管理用計算機のうち、主系計算機のデータ記録装置用の電源ユニットが不調であったため、予備品と取り替え、正常に復帰。主系から従系計算機へ自動で切り替わらなかったことから、今後調査を実施する。プラント運転及び環境への影響はなかった。
なお、運転監視に用いるデータはこのシステムを通さず中央制御室にある監視計器に直接送られており、データは取得できていた。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
- データ記録装置の電源ユニットの故障原因
- 経年劣化による電子部品の不良が起点となり発生したものと推定。
- 放射線管理用計算機の系が自動切替しなかった原因
- 計算機の切り替えを行うためには、Ⅰ系のデータ記録装置から系切り替えプログラムを読み出した後、実行する必要があったが、Ⅰ系のデータ記録装置の電源ユニットの故障により、系切り替えプログラムを読み出せなかったため、プログラムを実行できなかった。
対策
- データ記録装置の電源ユニットの故障
- データ記録装置の電源ユニットを予備品と交換した。
- 系の自動切替
- データ記録装置が機能喪失した場合でも、放射線管理用計算機の系が自動で切り替わるよう、固定ディスクの入出力エラーを検知すれば、強制的に主系計算機を停止させ、従系計算機が主系へ切り替わるようシステムの変更を実施する。