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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成19年度(2007年度)
- 伊方2号機湿分分離加熱器加熱蒸気制御弁の異常
- 通報連絡日時:2007年7月24日14時40分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、湿分分離加熱器2B、2Dの加熱蒸気流量を制御する加熱蒸気制御弁が閉止し、電気出力が低下した(1.9%)。調査の結果、加熱蒸気制御弁の制御信号変換器の不具合により弁が閉止したことが判明したため、当該変換器を新品に取替え通常状態に復旧した。
プラント運転及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
湿分分離加熱器加熱蒸気制御弁が閉止した原因は、運転環境、保守状況及び構成部品等に問題は見られず、また各調査段階でも異常が見られなかったことから、一過性の要因による不具合で弁の開閉を制御する制御信号変換器の内部異常ランプが点灯し出力電圧が低下し、弁が閉止したものと推定される。
対策
- 当該変換器を予備品と取替し、健全性を確認したうえ復旧した。
- 運転中の故障に対応するため、今後とも変換器の予備品を常備しておく。