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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成19年度(2007年度)
- 伊方1号機中間領域中性子束検出回路の信号処理ユニットの異常
- 通報連絡日時:2007年8月3日19時45分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中、中間領域中性子束検出器が不調である信号が発生した。
調査の結果、2系統ある中間領域中性子束検出回路のうち、1系統の信号処理ユニットの不具合により、指示が不調となったことが判明したため、当該信号処理ユニットの取替えを実施し、中間領域中性子束の指示が正常であることを確認し、通常状態に復旧した。
通常運転中の中性子束は、出力領域中性子束検出器により計測しており、中性子束の監視に問題はなかった。
プラント運転及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
信号処理ユニットの異常の原因は、信号処理ユニット内高圧電源に使用されているダイオードの偶発的な故障により短絡故障したため、計装電源ラインに過電流が流れ計装電源ヒューズが溶断したものと推定される。
対策
- 当該信号処理ユニットを予備品と交換し、中間領域中性子束検出回路の健全性を確認した。
- 信号処理ユニットについて、今後とも予備品を確保しておく。