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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成20年度(2008年度)
- 伊方1、2号機洗浄排水蒸発装置配管フランジ部からの水漏れ
- 通報連絡日時:2008年7月18日11時20分
- 県の公表区分B
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
7月18日(金曜日)11時20分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 7月18日(金曜日)10時20分頃、伊方発電所1、2号機共用設備である洗浄排水蒸発装置において、点検のために取り外していた配管フランジを養生していたポリ袋から水が漏れているのを補修員が確認した。
- 現在、詳細を調査中。
- 本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。
7月18日(金曜日)14時15分、四国電力株式会社から、その後の状況について、次のとおり連絡がありました。
- 配管フランジから漏れた水の量は約15リットルで、分析の結果、放射能は含まれていなかった。
- 現在、水漏れは止まっており、漏れた水は紙ウエスに吸収させて回収済。
今後、廃棄物処理系統で処理する。 - 引き続き、原因について調査する。
- 本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。
県としては、八幡浜支局原子力安全室の職員を伊方発電所に派遣し、現場の状況等を確認しております。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
洗浄排水蒸発装置加熱器点検のための隔離・水抜きにおいて、濃縮液ポンプ出口ラインドレン配管が堆積物により閉塞状態となっていたため、水抜きができておらず、配管フランジ面まで水が溜まっていた。このため、少量の漏えい水の流入で、水が溢れ出す状況にあったが、加熱器の点検に支障がないため、この時点で溜まり水の水抜きまでは実施しなかった。
この状況で濃縮循環弁が「開」となったため、配管内の溜り水が弁下流の配管フランジ側に移動したことにより、配管フランジ面より漏えいし、配管フランジ面を養生していたポリ袋に回収された。
その後、水の入ったポリ袋が重みで下がり、配管フランジ開口部をふさいだことで、配管内の残り水が配管フランジとポリ袋の間から床面に漏れたものと推定される。
対策
- 濃縮液ポンプ出口ラインドレン弁及び配管の堆積物の除去、清掃を実施した。
- 今後、蒸発装置点検のための隔離・水抜きを行う場合に、点検範囲内に溜まり水が残らないようにするため、以下の対策を反映した標準操作手順書を作成し、使用することとする。
- a.蒸発装置で濃縮処理した排水については、蒸発器水位計及びドレン先のタンク水位計により、ドレン弁や配管の閉塞状態を確認する。
- b.蒸発装置全体を隔離・水抜きすることで、蒸発装置内の配管に溜り水が残らないようにする。
- 開放作業時に、機器や配管に水が残っていた場合は、速やかに関係箇所に連絡し、水抜き等の処置を実施することについて関係者に周知する。
- 当該濃縮循環弁の電磁弁を新品と取替えた。今後とも電磁弁の予備品を確保する。