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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成20年度(2008年度)
- 雑固体焼却設備排気筒じんあいモニタの異常
- 通報連絡日時:2008年9月4日14時20分
- 県の公表区分B
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
9月4日(木曜日)14時20分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 運転中の雑固体焼却設備において、焼却炉排気筒じんあいモニタの不調を示す信号が発信したため、保修員が現場で調査したところ、9月4日(木曜日)14時10分頃、当該モニタに不具合があることを確認した。
- 現在、詳細について調査中。
- プラント運転及び環境への放射能の影響はない。
9月5日(金曜日)11時10分、四国電力株式会社から、その後の状況について、次のとおり連絡がありました。
- 焼却炉を停止して調査した結果、当該モニタの除湿器の撹拌機の停止が確認されたため、予備の撹拌機と取替え、9月5日(金曜日)11時00分、当該モニタが正常であることを確認し、通常状態に復旧した。
- 原因については、引き続き調査する。
- 撹拌機停止中においても、焼却炉排気筒じんあいモニタ及びガスモニタの運転に問題はなく、測定値にも異常は認められませんでした。
- プラント運転及び環境への放射能の影響はない。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
雑固体焼却設備を停止し調査した結果、当該モニタ除湿器に設置された撹拌機の不調が確認された。
当該撹拌機は、平成19年10月に取替えていたが、取替後の運転初期から個体差等により回転軸にブレがあり、振動値が大きかったと推定される。この状態で運転した結果、徐々に回転軸のブレが増大し、モータ固定子と回転子が接触に至ったため、回転時の負荷増大によりモータの電流が大きくなり、過負荷により停止したものと推定される。
対策
- 予備の撹拌機に取り替えた。
- 撹拌機モータを予備品として保有する。
- 今後、撹拌機モータを取り替えた場合は、取替後の振動測定を行い、振動の大きいものは使用しないこととし、その内容を作業要領書に反映する。