平成20年度(2008年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方3号機湧水ピット排水配管からの水漏れ

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通報連絡日時:2008年9月23日12時35分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

定検作業中の運転員が、湧水ピットエリアで水漏れを発見した。

調査の結果、湧水ピットにたまった湧き水を海水管に排水するための配管の2箇所に貫通穴があることを確認したため、当該配管を取り替えて、通常状態に復旧した。

漏えいした水は、目皿より排水ピットに回収され、総合排水処理装置で処理された。

環境への放射能の影響はなかった。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

当該配管は炭素鋼(アルマ加工)であり、経年使用により耐食性が低下し、常時使用していないA系統の当該配管の垂直部に溜まった溜まり水により徐々に腐食が進行して貫通し、水漏れに至ったものと推定される。

対策

  1. 湧水ピット排水ラインA系統、B系統の配管内面調査において茶褐色の錆が認められた範囲について、耐食性に優れた内面ポリエチレンライニング配管に取り替えた。
  2. 2号機の湧水ピット排水ラインについても、今後計画的に耐食性に優れた内面ポリエチレンライニング配管に取り替える。

県の公表

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