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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成20年度(2008年度)
- 屋外消火配管からの消火用水の漏えい
- 通報連絡日時:2008年9月23日16時45分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
保修員が消火配管のバルブ付近より水漏れがあることを確認した。
調査の結果、当該バルブを取り付けている消火配管の差し込み部が位置ずれしたことにより、水漏れが発生したことを確認した。付近の消火系統を隔離し、漏えいを停止した。
当該配管は消火用として使用していないため、配管を取り外し、配管接続部に閉止フランジを取り付けた後、消火系統の隔離を復旧し、漏えいのないことを確認した。消火系統を隔離している間は、消防自動車を待機させた。
プラント運転への影響及び環境への放射能の影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
弁を取り付けている配管と母管の継手には押輪が用いられていたが、経年使用によりガスケットの押し付け力が徐々に低下し、今回の消火ポンプ運転に伴って配管が母管から抜け出して位置ずれを起こし、漏えいに至ったと推定される。
対策
- 位置ずれした配管及び弁を取り外し、閉止フランジの取り付けを実施した。
- 今回の事象を踏まえて、埋設されていない箇所に押輪を使用する場合には、配管の抜け止め防止処置を徹底するよう関係者に周知した。