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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成21年度(2009年度)
- 伊方1、2号機送電線の電力変換器の異常
- 通報連絡日時:2009年5月21日18時25分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
定期検査中の伊方1,2号機で、伊方南幹線1号の電力変換器(電流と電圧を測定し、電力を算出する計器)に不具合があることを確認した。
調査の結果、電力変換器の出力信号が正しい値となっていないことが判明したため、電力変換器の取替を実施し、復旧した。送電線の系統には異常はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
調査の結果、電源基板の構成部品(トランジスタ)の端子部に余分なハンダが付着していることを確認した。
製造時に付着した余分なハンダが、電力変換器の連続使用による温度上昇により膨張・接触し、トランジスタの端子間が短絡状態となったため、出力信号の異常が発生し、電力変換器が異常な電力値を指示したものと推定される。
本異常は電力変換器の工場製作に起因する故障であり、他の電力変換器は現在まで正常に稼働している。
対策
- 当該電力変換器を新品に取り替えた。
- 今後も、定期的に電力変換器の指示確認を実施する。