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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成21年度(2009年度)
- 伊方2号機主給水ポンプの空気抜き弁の異常
- 通報連絡日時:2009年6月27日19時00分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
定期検査中の2号機で、主給水ポンプ2Cの空気抜き弁に異常があることを保修員が確認した。
分解点検の結果、弁体が弁座に固着し、弁体と弁棒との嵌め合い部が割れていることを確認した。このため、弁本体を新品に取替えて、健全性を確認し、通常状態に復旧した。
主給水ポンプは3台あり、他の2台の主給水ポンプの空気抜き弁は正常であり、給水機能に問題はなかった。
プラントへの影響及び環境への放射能の影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
分解点検の結果、弁体と弁棒との嵌め合い部(弁体を弁棒に引っ掛ける箇所)が、破断していた。
当該弁の閉操作時に、弁体が弁箱内部で固着している状態であったものをウィルキーで過度な力で引き上げたことにより弁体と弁棒の嵌め合い部が破損したものと推定。また、固着の原因はウイルキーで過度な力で締めすぎたものと推定。
対策
- 当該弁を新品に取替えた。
- 当該弁と同型式の小口径弁の弁ハンドルに識別塗装を実施するとともに、これらの弁を操作する際は、ウィルキー使用による過度な締め過ぎをしないよう「運転操作マニュアル」に追記し、関係者へ周知する。