平成22年度(2010年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡モニタリングポストNo.3の伝送装置の異常

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通報連絡日時:2010年8月4日14時25分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

モニタリングポストNo.3の故障を示す信号が発信した。
モニタリングポスト、中央制御室及び緊急時対策所等を確認したところ、緊急時対策所の環境モニタリング盤の高レンジ線量率、低レンジ線量率指示と放射線管理用計算機システムの高レンジ線量率の指示値に異常が見られた。

その後、事象発生時の状況から不具合が発生したと考えられるモニタリングポストの伝送装置及び光コンバータの取替を実施し、健全性を確認して正常状態に復帰した。
なお、モニタリングポストNo.3(現地)及び中央制御室の野外モニタ盤において、高レンジ線量率、低レンジ線量率すべて正常に表示されており、復旧までの間、線量率に異常のないことを確認している。

今後、詳細を調査する。

本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

伊方発電所において、モニタリングポストNo.3の故障を示す信号が発信した。

調査の結果、緊急時対策所の環境モニタリング盤の高レンジ線量率及び低レンジ線量率並びに放射線管理用計算機システム(TRAMS)の高レンジ線量率及び低レンジ計数率に異常が見られた。

本事象は、外観検査、機能確認検査及び保守状況等に異常は見られなかったことから、伝送装置及び光コンバータの一過性の不具合により、一時的な伝送障害が発生したものと推定。
なお、モニタリングポストNo.3(現地)及び中央制御室の野外モニタ盤において、高レンジ線量率及び低レンジ線量率は、正常に表示されており、復旧までの間、線量率に異常のないことを確認した。

本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。

対策

  1. 当該伝送装置及び光コンバータを予備品に取り替えた。
  2. 運転中に伝送装置故障が発生すれば速やかに状況を確認し、必要であれば予備品に取替えが行えるよう、今後とも伝送装置の予備品を保有する。
  3. 野外モニタリング設備については、設置から長期間が経過しており、製造中止部品の増加が予想されること及び経年劣化による故障の増加を予防するため、平成23年度中を目途に取り替える計画である。

県の公表

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