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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成23年度(2011年度)
- 伊方3号機タービン建屋火災感知器短絡保護カードの異常
- 通報連絡日時:2011年5月10日7時26分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
定期検査中の伊方3号機において、中央制御室で現地の火災感知器の無応答を示す信号が発信した。
調査の結果、タービン建屋中継器盤に設置されている火災感知器信号の短絡を監視する短絡保護カードの警報が発信し、タービン建屋地下1階の一部の感知器が無応答となっていることを確認した。
その後、火災感知器回路の健全性を確認し、短絡保護カードの警報をリセットしたところ、警報が再発信されなかったことから、当該カードに不具合があったものと推定し、カードを取替えて、正常に動作することを確認し、通常状態に復旧した。
復旧するまでの間は、監視人を配置し、火災感知器での監視が不能となったエリアに火災等の異常がないことを確認した。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
定期検査中の伊方3号機において、中央制御室でタービン建屋地下1階に設置されている13台の火災感知器の無応答を示す信号が発信した。
調査の結果、タービン建屋中継器盤内に設置されている短絡保護カードが動作していることを確認した。
本事象は、メーカーの詳細調査においても再現性が確認できなかったことから、短絡保護カードの一過性の不具合により動作信号が発信し、火災感知器が無応答となったと推定。
本事象によるプラント及び環境への放射能の影響はなかった。
対策
- 当該短絡保護カードの取替えを行い、健全性を確認した。
- これまでと同様に定期的な点検を行うとともに、今後、当該カード故障時に速やかに対応するため予備カードを常備しておく。