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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成23年度(2011年度)
- 伊方1、2号機2次系排水ライン配管の損傷
- 通報連絡日時:2011年7月11日14時00分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中の伊方1,2号機において、タービン建家非常用排水ピットの排水ラインの漏えい箇所調査のためのコンクリート掘削作業中に誤ってタービン建家常用排水ピット排水ラインの配管を損傷させた。
漏えい量は約5m3と推定され、測定の結果、漏えい水に放射能及び水質に問題がないことを確認した。
調査の結果、当該配管に1箇所の貫通穴(約27mm×約20mm)を確認した。
その後、当該配管を新品に取り替えて、漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧した。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
通常運転中の伊方1,2号機において、7月9日に発生した2次系排水ライン(非常用排水配管)からの水漏れ事象の漏えい箇所特定のため、埋設配管の掘削作業を行っていたところ、タービン建家常用排水配管が損傷し、水漏れが発生した。
調査の結果、当該配管外面に腐食・減肉が見られ、1箇所に貫通穴(27mm×20mm)が確認された。
本事象は、非常用排水配管から漏えいした海水がコンクリート打継面に滞留したため、常用排水配管が外面から腐食し、非常用排水配管の漏えい箇所特定の掘削中に、工具の振動等で腐食部分が損傷し、漏えいしたと推定。
本事象によるプラント運転への影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。
対策
- 当該箇所の曲げ管を内面ライニングが施されている新品の配管に取り替えた。
また、同じコンクリート内に埋設されている総合排水処理装置排水配管にも外面腐食が見られたため、念のため取り替えた。