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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成23年度(2011年度)
- 伊方1、2号機送電線主保護リレーの異常
- 通報連絡日時:2011年7月28日11時50分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
通常運転中の伊方1、2号機において、送電線(伊方北幹線)の主保護リレーの2系統のうち1系統に異常を示す信号が発信したことから、同装置を不使用とし、点検及び原因調査を開始することとした。
もう1系統は健全であるため、送電線の保護機能については問題ない。
調査の結果、送電線の異常を検出した際に遮断器へ開指令を出力するユニットの不調により、出力回路の異常を示す信号が発信したことが判明した。
このため、当該ユニットを取替え、その後、運転状況を確認して、正常であることを確認し、通常状態に復旧した。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
通常運転中の伊方1,2号機において、中央制御室で伊方北幹線2号線主保護リレーA装置の故障を示す信号が発信した。
調査の結果、当該装置のサイリスタユニットの不具合であることを確認した。
本事象は、サイリスタユニット内に取り付けられているコンデンサの偶発故障により、当該リレー装置の故障を示す警報が発信したと推定。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。
対策
- 当該サイリスタユニットの取替を行い、健全性を確認のうえ復旧した。
- これまでと同様に定期的な点検(1回/週の自動点検及び1回/4定検の遮断器トリップ試験)を行う。
- 運転中の設備故障に対応するため、これまでと同様に予備品を保有する。