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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成23年度(2011年度)
- 伊方3号機開閉所リレー室火災受信機の異常
- 通報連絡日時:2011年9月2日12時44分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
定期検査中の伊方3号機において、保修員が開閉所リレー室火災受信機に不具合があることを確認した。
直ちに火災の発生のないことを確認した。
その後、当該受信機を交換し、機能確認を行い、通常状態に復旧した。
なお、復旧までの間は、監視人により、当該受信機の対象エリアに火災のないことを監視した。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
定期検査中の伊方3号機において、保修員が開閉所リレー室火災受信機に不具合が発生していることを確認した。
調査の結果、火災受信機内の制御カードの抵抗器に腐食生成物が付着していることを確認した。
本事象は、火災受信機の制御カードに設置場所の温度より低い温度の外部空気がケーブル入線口から浸入して受信機内に湿気が発生し、制御カードの抵抗器に腐食生成物が発生して抵抗値が低下したことにより、制御カードが故障し火災受信機に不具合が発生したと推定。
なお、復旧までの間は、当該火災受信機の監視対象エリアに監視人を配置し、火災のないことを確認した。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。
対策
- 当該火災受信機を取替え、健全性を確認し復旧した。
- ケーブル入線口から火災受信機の設置場所の温度と異なる温度の外部空気が侵入することを防ぐため、ケーブル入線口にシールを施す。
- 他の火災受信機についても、平成24年1~2月に実施する自動火災報知設備の法定点検にあわせてケーブル入線口の点検を行い、空気侵入防止用シールを施すこととする。