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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成25年度(2013年度)
- 伊方発電所火災感知器の異常
- 通報連絡日時:2013年7月4日18時19分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
定期検査中の伊方1、2号機の中央制御室において、焼却炉・油庫の火災感知器等の発報があった。
現場を確認したところ、火災は確認されず、油庫の受信機盤内のヒューズ切れが確認された。
当該ヒューズ取替えを実施したが、現場の受信機盤は復旧したものの、中央制御室の信号が復旧できないことを保修員が確認している。
その後、1、2号の中央制御室へ火災信号を送信するための中継器(2号機タービン建家1階)にも異常があることを確認したため、中継器を取替え、正常に動作することを確認し、中央制御室の焼却炉・油庫の火災感知器発報の信号が復旧したことを確認した。
復旧までの間、火災がないことを確認するため現場に監視員を配置し、確認していた。
本事象によるプラントへの影響及び環境への影響はなかった。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
定期検査中の伊方発電所1,2号機の中央制御室において、焼却炉・油庫の火災感知器等の発報があった。現場を確認したところ、火災は確認されず、油庫の火災受信機盤内のヒューズ切れが確認されたことから、当該ヒューズを取替えたが、現場の受信機盤は復旧したものの、中央制御室の信号が復旧できないことを、保修員が確認した。
調査の結果、1,2号の中央制御室へ火災信号を送信するための中継器(2号機タービン建家1階)に異常があることを確認。
本事象発生時は、伊方発電所付近で落雷が多発しており、焼却炉・油庫付近の火災信号線への過大な雷サージにより中継器内の定電圧ダイオードの仕様を超える電圧が印加され、故障に至ったと推定。
本事象によるプラントへの影響及び環境への影響はなかった。
対策
- 当該中継器の取替えを行い、健全性を確認のうえ復旧した。
- これまでと同様に定期的な点検を行うとともに、今後、中継器故障時に速やかに対応するため予備中継器を常備した。