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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成27年度(2015年度)
- 伊方2号機所内変圧器の火災感知器の不具合
- 通報連絡日時:2015年8月22日8時31分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
伊方2号機所内変圧器の火災警報が発信し、水噴霧消火装置が作動した。
現地確認したが、火災は確認されなかった。
調査の結果、所内変圧器周辺に設置している火災感知器のうち1個に、不具合があり誤動作したことから水噴霧消火装置が作動したことを確認した。
このため、当該感知器を予備品と取り替えた後、感知器の動作試験を行い正常に動作することを確認し、通常状態に復旧した。
復旧までの間は、監視人により監視を行い、火災のないことを確認した。
今後、感知器不具合の原因について詳細に調査する。
本事象による環境への影響はない。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
伊方発電所第2号機の所内変圧器の火災発生を示す信号が発信し水噴霧消火装置が作動したことから直ちに現地確認を行い、火災のないことを確認した。
調査の結果、所内変圧器周辺に設置している変圧器消火装置の火災感知器のうち1個が、外筒先端部の腐食(孔食)が進展して貫通に至り、内部が腐食し、動作状態になっていたことを確認した。
貫通に至った原因は、火災感知器を耐食性に優れたステンレス鋼製とし年1回の水洗により腐食の低減を図る運用としたものの、塩分が付着しやすい環境での約10年間の使用により、腐食が進展して貫通に至ったものと推定した。
本事象によるプラントへの影響および周辺環境への放射能の影響はなかった。
対策
- 不具合の発生した火災感知器の取替えを行った。
- 同様の火災感知器については約10年以上使用していることから、順次、取替えを実施する。
- 今後、8年の使用期間を目安に定期的に取替を行う。
- 今後も引き続き年1回の火災感知器の水洗を実施するとともに、万一の不具合時には速やかに取替えができるよう継続して予備品を常備する。