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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成28年度(2016年度)
- 伊方3号機原子炉トリップ回路ロジック検査の中断
- 通報連絡日時:2016年10月18日12時29分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
伊方発電所3号機において、原子炉トリップ回路ロジック検査中に、検査のために開放したトリップ遮断器2台が、トリップ信号リセット前に再投入される事象が発生した。
このため、検査をやり直した結果、正常に遮断器が動作することを確認した。
しかしながら、保安規定で定める検査条件の時間を超える可能性があるため、検査を一時中断し、再度検査を実施することとした。
なお、現在、プラントの状態に異常はない。
原因調査の結果、検査中に試験許可スイッチを「試験許可」から「通常」に戻すタイミングが遅れ、「試験許可」状態が通常より長く継続したため、自動試験装置から発信されたリセット信号によりトリップ遮断器が再投入されたことが判明したことから、設備の異常ではなく検査手順の不備であったことを確認した。
調査結果を踏まえて、試験許可スイッチの操作方法を明確にするよう検査の要領書を改正するとともに改めて検査を実施し、原子炉トリップ機能が正常に動作することを確認した。