- ホーム
- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成28年度(2016年度)
- 伊方1,2号機187kV母線保護リレーの異常
- 通報連絡日時:2016年11月14日14時03分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
伊方発電所1、2号機中央制御室において、187kV母線保護リレーの異常を示す信号が発信したため、保修員が現地確認を行い、制御カードの故障を確認した。
なお、187kV母線については、大洲変電所側の保護リレーにて保護できている。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
その後、当該制御カードを予備品に取替え、187kV母線保護リレーの機能確認及び同リレーの運転状態を確認していたが、異常のないことを確認し、通常状態に復旧した。
今後、当該制御カードが故障した原因を調査する。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
伊方発電所の中央制御室に187kV母線保護リレーの異常を示す警報が発信し、リレー内の制御カードの故障を確認した。
調査の結果、制御カードのうち表示回路カードについて、半導体集積回路(IC)が故障していることを確認した。
本故障は、製造メーカの使用実績から一般的な部品故障と推定した。
対策
当該表示回路カードの取替を行い、健全性を確認のうえ復旧した。
母線保護リレーは
- 常時監視機能による故障診断により、異常状態を速やかに検出可能
- 万一の故障発生時においても、大洲変電所の保護リレーによるバックアップ保護が可能
- 速やかに部品調達及び取替が可能
であることから、これまでどおり母線保護リレーにおける保守連絡体制を維持し、迅速な対応に努める。