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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 平成29年度(2017年度)
- 伊方3号機非常用ディーゼル発電機空気冷却器清掃に係る運転上の制限の逸脱
- 通報連絡日時:2017年7月5日10時12分
- 県の公表区分B
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
異常の内容
7月5日(水曜日)10時12分、四国電力株式会社から、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 伊方3号機は通常運転中のところ、非常用ディーゼル発電機3A(以下、「A号機」という。)及び非常用ディーゼル発電機3B(以下、「B号機」という。)の定期的な負荷試験において、空気冷却器を通過後の吸気温度が、平成29年3月以降、徐々に上昇していることを確認している。
- 吸気温度は、外気温度及び海水温度の上昇に伴い夏季には上昇するが、空気冷却器細管清掃(以下、「細管清掃」という。)の目安である55℃に対し、A号機が47℃、B号機が49℃まで上昇していることから、海生生物の付着等による空気冷却器細管の汚れが想定されるため、A号機、B号機とも細管清掃を実施することとした。
- 7月5日(水曜日)、A号機について、細管清掃のため待機除外としたことから、10時00分、保安規定に定める運転上の制限から逸脱した。
- 本事象によるプラントの運転への影響及び環境への放射能の影響はない。
- 今後、A号機の細管清掃が終了次第、負荷試験にて異常のないことを確認して待機状態に復帰させ、引き続き、B号機の細管清掃を実施する予定である。
その後の状況等
7月7日(金曜日)12時42分、四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。
- A号機の細管清掃を行い、7月7日(金曜日)、負荷試験を実施して、吸気温度が34℃まで低下し、運転状態に異常のないことを確認した。
- 同日12時30分、A号機を待機状態に戻し、保安規定に定める運転上の制限の逸脱から復帰した。
- 7月10日(月曜日)よりB号機の細管清掃を行う予定である。
7月10日(月曜日)10時5分、四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。
- 7月10日(月曜日)、引き続きB号機について、細管清掃のため待機除外としたことから、10時00分、保安規定に定める運転上の制限から逸脱した。
7月12日(水曜日)12時45分、四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。
- B号機の細管清掃を行い、7月12日(水曜日)、負荷試験を実施して、吸気温度が34℃まで低下し、運転状態に異常のないことを確認した。
- 同日12時33分、B号機を待機状態に戻し、保安規定に定める運転上の制限の逸脱から復帰した。
- 7月12日(水曜日)、伊方3号機の非常用ディーゼル発電機の空気冷却器細管清掃は全て終了した。