- ホーム
- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 令和元年度(2019年度)
- 伊方3号機原子炉容器上部炉心構造物吊り上げ時の制御棒引き抜き
- 通報連絡日時:2020年1月12日13時55分
- 県の公表区分A
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:内 国への報告:国において確認中 備考:今回発表
異常の内容
1月12日(日曜日)13時55分、四国電力株式会社から、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 伊方発電所3号機第15回定期検査中、原子炉容器の上部炉心構造物を吊り上げ中のところ、制御棒1体の切り離しができておらず、上部炉心構造物とともに引き上げられていることを、保修員が1月12日(日曜日)13時20分に確認した。
- 詳細は、今後調査する。
- 本事象による環境への放射能の影響はなく、未臨界は維持されている。
その後の状況等
1月13日(月曜日)10時56分、四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。
- 1月12日(日曜日)18時41分、上部炉心構造物を吊り上げた状態から下ろして、作業開始前の状態に戻した。
- その後、制御棒と制御棒駆動軸の切り離し作業を再度実施し、制御棒が切り離されていることを確認した上で、上部炉心構造物を吊り上げ、1月13日(月曜日)10時34分、原子炉容器からの取外しを完了した。
- 今後、上部炉心構造物とともに制御棒が吊り上がった原因を詳細に調査する。
なお、神野副知事から四国電力社長に対し、厳重注意するとともに、速やかな原因究明と再発防止対策の徹底及び安全確保を最優先に定期検査に取り組むよう要請しました。