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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 令和2年度(2020年度)
- 伊方3号機 光ファイバ温度監視装置の異常信号の発信
- 通報連絡日時:2020年10月28日19時45分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表
概要
伊方発電所3号機は定期事業者検査中のところ、光ファイバ温度監視装置の異常を示す信号が発信したので、保修員が調査した結果、異常を確認した。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
その後、現場調査を実施したところ、中央制御室の光ファイバ温度監視装置内の光スイッチの不調により、光信号の強度が通常よりも若干低下していることを確認した。なお、光信号は温度監視に必要な強度は保たれており、火災感知機能に支障がないことを確認した。
現場調査が完了するまでの間は、現地に監視人を配置し火災のないことを確認した。
光ファイバ温度監視装置内の光スイッチを新品に取替え、通常状態に復旧した。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
伊方発電所第3号機は、定期事業者検査中のところ、光ファイバ温度監視装置の異常を示す信号が発信した。
調査した結果、光ファイバ温度監視装置の主構成部品である光スイッチにおいて、光信号の強度が低下したために、光信号低下を示す警報が発信したものと推定する。
光スイッチについては、内部の構成部品の外観に変色や傷等の異常及び光信号の漏れが認められないことから、光スイッチのうち光信号切替部品内部の不調と考える。光信号切替部品については、一般的に経年的な光信号強度の低下が生じうること、また当該装置は設置からおよそ7年が経過していることから、光信号切替部品の経年劣化により光信号強度の低下が生じたものと推定する。
対策
- 当該光スイッチを予備品に取替えた。
- 今後、光スイッチで光信号強度の確認作業を定期的に実施し、一定以上の光信号強度の低下傾向を確認した場合には予備品に取替える。