令和4年度(2022年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方3号機 主変圧器及び所内変圧器の保護継電装置の不具合

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通報連絡日時:2022年6月27日3時05分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし

異常の内容

6月27日(月曜日)3時5分、四国電力株式会社から、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。

  1. 伊方発電所3号機は、通常運転中のところ、6月27日(月曜日)2時15分に主変圧器/所内変圧器保護継電装置の異常を示す信号が発信した。
  2. 詳細は調査中である。
  3. プラント設備への影響及び環境への放射能の影響はない。

異常の原因及び復旧状況

7月1日(金曜日)15時5分、四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。

  1. 調査の結果、主変圧器/所内変圧器保護継電装置(後備)の制御カードに不具合があることを確認した。
  2. その後、当該制御カードを新品に取り替え、主変圧器/所内変圧器保護継電装置(後備)の機能に異常がないことを確認し、7月1日(金曜日)14時54分、通常状態に復旧した。
  3. なお、主変圧器/所内変圧器保護継電装置は主保護と後備保護で2重化しており、主保護は正常に動作しているため、保護機能に支障はない。
  4. 引き続き詳細を調査する。

県では、原子力センターの職員を伊方発電所に派遣し、現場の状況等を確認しています。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

当該カードの不具合原因を詳細調査するため、メーカによる調査を実施したが、本事象が再現せず当該カードに異常は認められなかった。
このことから、本事象は一過性の要因により「装置異常」を示す信号が発信したものと推定した。

対策

  1. 当該カードについて、新品への取替えを実施した。
  2. 当該保護継電装置は、メーカにて当該カードの予備品を保有し、速やかに取替えが可能であることから、これまでどおり迅速な対応に努める。

県の公表

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