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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 令和4年度(2022年度)
- 伊方3号機 制御棒制御盤の異常信号の発信
- 通報連絡日時:2022年7月2日11時41分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし
異常の内容
7月2日(土曜日)11時41分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 伊方発電所3号機は、通常運転中のところ、制御棒制御盤に異常を示す信号が発信した。
- 現在詳細を調査中である。
- 本事象による環境への放射能の影響はない。
また、7月2日(土曜日)14時9分に、四国電力株式会社から、プラントへの影響について、次のとおり連絡がありました。
- 制御棒の制御は、2重化(A系、B系)しており、今回の異常を示す信号発信は、A系、B系の系統間の通信異常であり、両系統の制御棒の制御機能に異常は無く、プラントへの影響はない。
- 引き続き詳細を調査する。
異常の原因及び復旧状況
7月2日(土曜日)17時33分に、四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。
- 調査の結果、A系の通信用のカードに不具合があることを確認したため、当該カードを予備品に取り替え、A系、B系の系統間の通信に異常がないことを確認し、7月2日(土曜日)17時10分、通常状態に復帰した。
- 引き続き詳細を調査する。
県では、原子力センターの職員を伊方発電所に派遣し、現場の状況等を確認しています。
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について
推定原因等
当該カードの不具合原因を詳細調査するため、メーカによる調査を実施したが、本事象が再現せず当該カードに異常は認められなかった。
このことから、本事象は一過性の要因により当該制御盤の異常を示す信号が発信したものと推定した。
対策
- 不具合が発生した当該カードについては、予備品との取替えを実施した。
- 異常時に適切かつ迅速に対応できるよう、引き続き当該カードの予備品を常備する。今後、同様の事象が発生した場合は、予備品と速やかに取替えを行う。